脱毛の施術を受けた後で肌に赤みが出てしまう事がよくあります。

赤みが出る事自体は身体の反応として自然なものなので特に心配する必要はないですが、対処法を誤ってしまうと強い炎症を起こしたりシミの原因になったりするので注意は必要です。

ここではなぜ赤みが発生するのか、その原因と予防の方法について解説していきますので、最後までご覧ください。

脱毛後に赤みが出やすい場所

脱毛で肌に赤みが生じるのはレーザーが照射されたことで毛根周囲が熱くなり、軽く炎症を起こすからです。

特に毛根が密集している部位や血管が多く集まっている部位、また他の場所より毛が太いといった部位では赤みが出やすく、代表的なのは以下の三か所です。

VIO

デリケートゾーンであるVIOは赤みが出やすい代表的な箇所です。

皮膚が薄くただでさえ荒れやすい上に体毛の中でも特に太く濃い毛が生えるため、十分な脱毛効果を得るためには強力な光や熱を照射する必要があり、結果的に赤みが生じやすくなっています。

また常に下着が密着していて布と皮膚が擦れやすく、また蒸れやすい事で肌が荒れて赤みが出やすくなっています。

脇もまた体毛の中で太く濃い毛が密集して生えているので、強力な出力でレーザーを照射する必要があり荒れやすく赤みが出やすくなっています。

さらに脇の下には太い血管が通っているため、血流が促進されて赤みが出やすい要素となっています。

また脇は汗をかきやすい場所なので蒸れたり、かゆみが出やすかったりする点も要注意です。

顔の毛そのものは細くあまり目立ちませんが、肌が薄く毛細血管も密集しているため赤みが生じやすい箇所になっています。

また他の部位に比べて顔は終始人前に出ているので赤みが出た時の影響が目につきやすく、気になっていじってしまって悪化しやすいためより注意が必要です。

乾燥が原因で肌荒れして赤みの原因になる可能性も高いので、なるべく保湿してケアしましょう。

脱毛後の赤みを予防する方法

脱毛後に赤みが生じても大きな問題はありませんが、適切に対処すれば赤みを抑える事も出来ます。

ここでは赤みの予防に効果的な方法について4つ紹介していきますので、参考にしてください。

施術直後の入浴を控える

赤みは血行が良くなって体温が上昇すると発生しやすくなるので、脱毛直後に温かいお風呂に入浴する事は避けたほうが無難です。

また家族がいる場合、同じお湯に入る事で雑菌に感染して炎症を起こす可能性もあります。

ただ不潔な状態は肌荒れの原因となるので、清潔を保つためにも脱毛直後はぬるめのシャワーを軽く浴びるようにしておくとよいでしょう。

外部からの刺激を避ける

脱毛直後は肌がかゆくなったりひりついたりする事がありますが、掻いたり叩いたりするのはやめましょう。

肌に強い刺激が加わると血流が促進されて、赤みが生じやすくなってしまいます。

もし脱毛箇所がかゆくなったりひりついたりした場合には、刺激の少ないかゆみ止めを塗布するのがおすすめです。

また体温が上がると血行が良くなってかゆくなりやすいので、運動は避けて安静にしておくことも大事です。

日焼けをしない

太陽光線に含まれる紫外線を長時間浴びると肌が荒れて赤みが悪化する原因となります。

さらにそのまま日焼けすると、赤みが色素沈着を起こしてシミになって取れなくなってしまう場合もあります。

脱毛後に外出する際にはなるべく脱毛箇所を日焼けしないように注意してください。

また日焼け止めの利用も効果的ですが、使用する製品は肌に優しい低刺激の物を選びましょう。

体調を整える

お肌も身体の一部である以上、体調の良し悪しに大きく影響を受けます。

施術後はもとより施術前から体調には気を付けて、生活習慣を整えておく事が大事です。

特に脱毛をされる方は美容意識が高く日常的にダイエットをされている方も多いですが、栄養不足は肌の状態にとってマイナスなので、少なくとも脱毛の施術直前・直後はしっかりと栄養を摂るようにしてください。

まとめ

脱毛後の赤みが発生しても誤った対処法をしなければ、通常数日以内に自然に治まります。

赤みが出ると気になってあれこれしたくなるかもしれませんが、あまり患部を触らず安静にしておく事が大事です。

ただ痛みが強く出ている場合や症状がなかなか治まらない場合には、毛根などが炎症を起こしてしまっている可能性もあるので専門の医療機関に相談しましょう。